症状別

「首」が悪いと様々な症状につながります

首は身体の要

首の骨は頚椎と言われ、全部で７つあります。心臓から上方に出た動脈のうち脳へ向かう椎骨動脈は頚椎の両端にある椎間孔の中を通り頭の中へ入ります。

また、首は腱、靭帯、筋肉、神経、血管、頚椎などが密集したところである為、頚椎のズレや捻じれで簡単に椎骨動脈は圧迫されます。

それでは、脳への血流が悪くなるとどうなるのでしょうか？

脳への血流が悪くなってしまうことで、脳は【酸素不足】となり、結果として頭痛を起こします。

もちろん、頭痛の原因として考えられる要因はこれだけではなく、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などによるものがありますので、頭痛の全てが脳への血流とはいい切れません。

ただ、上記は非常に怖い病気ですが、こちらの方は頻度的には全体の１～２％にも満たないと言われています。

つまり、ほとんどの頭痛は脳への血流不足から起こると言えます。

また,脳への血流不足は頭痛だけでなく、例えば年齢を重ねた方ほど身にしみてわかる老眼、お困りの方が年々増えている近眼、突然のめまいや耳鳴り、さらには目の奥のズキズキした痛みなど、様々な症状の原因ともなり得ます。

脳は身体のなかでも特に酸素を大量に必要とする組織です。酸素不足（血流不足）が長い間続くと、脳は確実に萎縮を起こし認知症などの原因の一つともなってしまいます。

すこし専門的なお話にはなりますが、７つある頚椎のうち、第１頚椎～第６頚椎のどれがズレても脳への血流は悪くなります。さらに、頚椎のズレ・捻じれは首の神経や血管の圧迫を引き起こすこともあります。

首の神経や血管の圧迫が起きると、首コリや首の痛み、手足のシビレといった症状を引き起こしてしまいます。さらには、肩こり、冷えのぼせ、鬱、新陳代謝の悪化、身体の老化といった症状も、上記が要因で起きることがあります。

脳は身体全体への指令を行い、首はその全体への指令を伝達する一番大切な身体の部位です。その要とも言える頚椎の変位は早めに矯正をし、首や脳を守ることは、身体全体の健康を守るために最も大切だと言えるのではないでしょうか。

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